2008年09月16日
渋谷の異次元空間
渋谷センター街のカラオケボックスで、おそらくPM11:00。
おそらくと書いたのは、記憶が定かでないからである。
N氏はこの日、友人数人と半年ぶりに会い、酒を飲んだのだが、
彼らは放っておけば一日中でも飲んでいるような連中である。
ふと気づけば、カラオケボックスの一室に
すわっている自分に気づくN氏。
「なんだよ、またカラオケボックスきてるの?」
口をとがらせるN氏。
「だって、Nさんがきたいって言ったじゃん」
「そんなことないよ!」
「言ったよ!」
後輩に言われるN氏。
「そんなはずはない!
オレはお前らに連れ去られてきただけだ!」
「自分がきたいって言ったくせに……」
複雑な表情の後輩。
まわりではべつの仲間が歌っている。
「なんだよ、人の歌ばかり聞いててもつまんないじゃん!」
歌本をめくりだすN氏を、複雑な表情で見守る後輩。
「じゃ、これだ!」
N氏がYAZAWAの曲を入れて、そのイントロが流れ出した瞬間だった。
後輩がびっくりしてつぶやいた。
「さっき歌ったのに……」
「えっ?! まさか、そんなはずないよ! これ一曲目だろ?!」
「さっきから歌ってるよ」
「えっ?!」
心配そうな顔でN氏を見る後輩。そして、まわりの仲間。
歌った記憶がないのに、ふと気づけば喉がカラカラで、
体に「歌った感」だけが残されている。
呆然とするN氏。
「まあいいじゃん! まあいいじゃん! 歌わせてやれよ!」
周囲の気づかいが、よけい心に寒かった。
The End
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申し訳ありませんが、多忙のため、来週24日までお休みします。25日(木)にお会いしましょう。
投稿者 Napori Takao : 09:06