2008年07月25日
スーパーの特売争い(2)
男の子は50%引の焼き鳥の詰め合わせを見つけると、
顔を輝かせた! 残るは最後のひとつのパック!
その前に駆け寄ると、興奮したのか、奇妙な行動をとりはじめた。
ポリネシアンダンサーのように(そんなことするの?)、
左手を腰にあて、右手を頭の上でぐるぐるまわしながら、
焼き鳥のパックに奇妙な歌を捧げはじめたのだ!
「ンル~♪ ンル~♪ ンル~♪ ンル~♪」
あとひとつしかない、早くしないと買われちゃう!
食べたい! 早くこっち来てよお母さん!
陶酔した彼の目つきは、もはやおかしい。
ここでN氏がいじわるをして、パックを横から
とってしまったら、どんな顔をするだろう。
でも、N氏はそんなことをせず、心でほほ笑んだ。
だいじょうぶだよ、ここの焼鳥はあんまりおいしくないから、
みんなすぐにはとらないよ。
やがて、母親がやってくると、彼はしかめっ面をする
母親にねだり、焼き鳥を手に入れた。
両手に捧げ持つようにするが、母親に
「早く入れなさい!」と怒られて、しぶしぶカゴへ入れた。
でも、まだ気になってカゴの中をのぞく。
その横では、やはり小学校3年生くらいの女の子が
わざわざ菓子コーナーから特売でもないお菓子をもってきて、
総菜を品定めする母親のカゴに遠慮がちに入れたのはいいが、
とたんに叱られて半泣きになっている。
「なあんで~なあんで~う~!」
うっとおしがるOLが怒った顔で通り過ぎる。そんなことに関係なく、
カゴをぶつけあって品定めをするおばちゃんたち。
いよいよ大混雑だ。そこへある家族連れが登場した。
~ To be continued
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