2007年12月20日
クレームの鬼(2)
50歳前後の女性の訴えは続く。
「アタシは最近、関西から東京へ出てきたんです!
だから、がんばってね、って送り出してくれた人たちに、
アタシが東京でがんばってるのを、がんばってるのよ! っていうのを、
T屋さんの包装紙でワインを包んで送りたいのよお!!!」
送り出してくれた人たちに見せたいのよお!」
お笑い芸人じゃあるまいし、そんな大げさにしなくても。
ついでに、どこでがんばろうと、どこの包装紙でもいいんじゃないの?
ちょっと待てよ、この調子じゃ、もしかして、
「出てきた」んじゃなくて、「いられなくなった」んじゃないの?
「なのに、なんで商品券があの店で使えないのよ!」
「申し訳ありません。当社のシステムとしては
できないことになっておりまして……」
「それはなぜなの、いったいなんなのよ?! わかるように説明してよ!」
食ってかかるオバサンに、平身低頭、商品券のシステムを
説明する苦情対策係2人。要するに、通常のT屋とは
経営形態がちがうので、商品券が使えないフロアがあるのだ、
という話だ。でも、オバサンは納得できない。
「もういいわ、上司出しなさいよ! あんたらじゃ話にならんわ!」
「いえ、ここで私どもがお聞きしますので……」
「だったら、こっちの言う通りに対応しなさいよ!
これは威嚇でもなんでもないわよ!」
いや、威嚇だ。
「しかし、今の時点では私どもからの対処はできませんので」
抵抗する若手苦情対策係。ますます怒りに火がつくオバサン。
「そんなの、話、宙ぶらりんやないですか!
あなたたち、アタシになにか言うことないの?」
「申し訳ありません」
「関西じゃありえない! ほんまやでえ!
お客様のご希望のようにするのがサービスでしょ?!
こんなことやってるとお客さん減りますよ!
関西のお客さんだったら、こんなもんやないでえ!
あんたら、1企業としてできることはないの?!」
脅しから、今度は一転、経済評論家の口ぶりに早変わりだ。
~ To be continued
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投稿者 Napori Takao : 07:00