2007年11月08日
人工島
午後6時過ぎに川崎駅に到着し、電話を入れたが、
やはりまったくつながらない。みるみる10分、20分が
過ぎていく。とにかく電話はあとにして、バスに乗りこまなければ
ならない。ここから何分かかるか、聞き忘れていた。
むこうも聞かないことには答えない。
指定されたバス乗り場から、東扇島循環のバスが出るまで
15分あまり待つことになった。だいじょうぶだろうか。
ほかの方向へ行くバスを3台ほどやりすごしてから、
ようやくバスが来たので乗り込んだ。それでも、
親子連れなど、けっこうな乗客数がある。
東扇島方面へ帰るのか。でもあそこは住宅地ではないのに。
そう思いながら乗っていると、ほとんどの人は東扇島の手前で降りた。
思えば、梅雨のあいまの晴れ渡った日曜日だった。
幼い子どもの手を引いた父親や、夫婦の親子連れが降りていく。
親たちは家族サービスを終えて、ようやく家の近くまで
帰ってきたという安堵感に満ちた顔をしていた。これから
ビールを一杯やって少しくつろごう、という顔だった。
犬を散歩させる老人の姿ものんびりとしている。
そろそろ夜7時になるというのに、外は明るかった。
途中、ある企業前でバスが10分ほど時間待ちをした。
倉庫の上にかかっているシートが、海からの風に揺れている。
申し訳程度に街路樹がぽつんぽつんと植えられている。
高く伸びている木は潮風を受けると先が大きく揺れ、
低い木はどっしりとして微動だにしなかった。
荒涼とした風景が気持ちをやるせなくさせる。
やがてバスは出発し、地下トンネルを通った。
この前のAスーパーはこの近くだったような気がする。
進んだ先の川崎マリオンから、川崎駅に帰る乗客が乗ってくる。
それからバスはぐるぐるとまわり、日曜出勤を終えた人たちを乗せていく。
自分がなんだか恥ずかしい気持ちになるのはなぜだろう。
日雇い3日目16:10-18:50 ~ To be continued
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