2007年01月05日
コーヒー試飲の攻防(2)
この話は前作(1)から続いています。
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従業員はN氏のほうに近づいてきたかと思うと、
おもむろに通り越してうしろへいってしまった。
あっ!
思わず声をあげそうになる。
しかしそこは、N氏も大人である。
よく考えてみれば、また試飲していない客だって何人かいる。
そのあとまで待ったっていいじゃないか。
また引っ込む従業員。出てくると店内を見渡す。
そして予想通り今度は左の客に行ってしまった。
まあいいさ、予想できたことだ。
これでもう、だいじょうぶ。どう考えても次はオレのところだ。
引っ込む従業員。
そして、彼が店内を見渡したとき、なんと目が合った。
やった!
フフフ、ちょっとものほしそうな顔してたかな。恥ずかしいな。
従業員はまっすぐ直進してくる。
知らんぷりしながらも、
テーブルに試飲のカップを置くスペースをちょっと開けておく。
その瞬間。
従業員は直前の手前で立ち止まり、
なんとN氏の目の前の客に話しかけた!
「ただ今、コーヒー豆の試飲ができますが……」
その彼はオレより、後に店に入っただろ、こっちが先だよ!
どうなってるんだ……
ふと、N氏は気づいた。
そうか、こうやって新聞をひろげて読んでるから、
オレがもらってないことがわかりづらいんだ。
本に切りかえよう。
たまたまカバンに入れていた本をひろげて、
おもむろに読み始めるN氏。
コーヒーで頭がいっぱいで、本の内容など入らない。
これで完璧だ……
To be continued
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コメント
誰にでもあるシーン(心理的)ですね!
珈琲の試飲はいつできることやら心配です。
投稿者 MAIA : 2007年01月05日 13:25
あぁ..微妙な描写すごい!眼はクチほどモノを云う!
読んでいて嬉しくなります。
うーん。バッドエンドでないことを祈りますわ。
試食や試飲系ってある意味、攻防戦がありますよね。
投稿者 ユエ : 2007年01月05日 13:37
MAIAさんへ
コメントありがとうございます。
えっ、MAIAさんでもそういう心理がありますか。
やっぱり自分だけもらえないのって、
さびしいものがありますよね~
ユエさんへ
コメント&ご声援ありがとうございます。
ボクは試食のほうは、あんまり声をかけてもらえないんですよね~
買いそうな顔してないからなのかなあ。
投稿者 ナポリタカオ : 2007年01月05日 14:34
fufufuですね。
配るほうも受け取って欲しいから意思表示しないと来てくれませんよ。
早く欲しいって目で言わないと。
投稿者 団塊世代が心と身体とお金の健康を考える!by ヤスオ : 2007年01月05日 23:31
ヤスオさんへ
コメントありがとうございます。
不思議なんですが、店内でそれっぽい目線を
送ってる人はだれもいませんでした。
これが関西ならちょっと(だいぶ?)ちがったかも?
投稿者 ナポリタカオ : 2007年01月06日 12:20
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