2006年05月22日
タコの頭を売る女
神奈川県のJR武蔵溝の口駅のある居酒屋。
本ニュースの特派員が入店してお品書きを見ていると、「タコの頭」のメニューが目に入った。
特派員はさっそく店員(おばさん)に聞いてみた。
「タコの頭ってありますけど、どんな感じで出てくるんですか?」
店員はふつうの顔でこたえた。
「頭だけですよ」
「いや、だから、脳みそや内臓も入って出てくるとか」
「そんなことないですよ」
「じゃ、味は? 食感とか、足のほうとくらべてどんなふうだとか?」
「だからタコの頭ですよ」
「いや、ほかの部分とはこんな感じで違うとか」
「タコの頭ですよ」
なんとも煮え切らない態度である。
声のトーンも「そうです、私がへんなおじさんです」みたいな感じで、
そっけないのだ。
これはおそらく、口にできない事情がある!
いや、ゲテモノ的メニューで、気が引けるのか!
そう感じた特派員はすぐに注文してみた。
半球体のまま、「皿に載ったヘルメット」
という感じで出てくるのを期待しつつ……
ところが、運ばれてきたモノはあっけなくブツ切りにされた、
ただのタコのカケラだった。それなら、味はどうなのだ。
かぶりついてみれば、タコの味だ。
片側の表面に皺があり、それほど肉厚でもない。
足ほどのプリプリ感には乏しい。
しかし、タコの味。
しかも、値段が足より安いのはうなずける。
いくら噛んでも、なんの変哲もないタコの味がするだけだ……
足を食うのに慣れている人間にとって、
それはおじいちゃんの頭皮に噛みついているような
不可解な違和感を感じるものであった。
店員が説明できないのもうなずけた。
そういえば、いつもタコの足を注文したときに、
こっそり底のほうにかくすように一枚入っている、
あのペロンとしたヤツだったのだ。
これじゃ、消化不良だ……
そんな気分におそわれた特派員は追加注文で足を注文した。
「すいません、今度は足ください」
すると、おばさんが笑顔になった。
「はい、足ですね」
結局、タコの全身を食うはめになってしまった特派員。
まんまと店の戦略にはまってしまったのだ。
The End
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タコは洗濯機で洗うといいらしいです。頭の皮をひんむかれたタコ画像はこちら。
投稿者 Napori Takao : 12:17 | コメント (0) | トラックバック (0)
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